毎日々ヘアスタイルをセットするのは非常にメンドクサイ。
だけど これをしないと丸ボウズ以外でキマるスタイルなんてなかなか存在しないんです。

さあ、がんばってスタイリングに挑戦しましょう!

お客様からこんな相談をよく受けます。
「朝起きて、寝グセを濡らして取ってワックス付けるんだけど上手くキマらない・・・」

そうなんです。
ワックスの力だけでは、毛束の立ち上がりなどを表現するのは難しいです。
ではどうするか。

ドライヤーです!
できれば、寝グセだけ濡らすのではなく、シャワーでザバッと濡らしてください。
跳ねてるだけが寝グセじゃない。
アタマ全体が寝グセなのです。

全体を濡らしたら、
ここからは男性に多い、ミディアムショート〜ショートスタイルでの条件ということで
話を進めます。

まずは、完全に
乾ききる一歩手前ぐらいの状態にドライヤーで乾燥させます。
この時、トップを立たせたい方は、身体を折り曲げて、頭を下に向けて乾かしてください。

次は、出すところは出して、引っ込めるところは引っ込めましょう。

ドライヤーの風力を弱くします。

ドライヤーワークの最重要ポイント
求める形状に固定して暖めて冷ます

冷ますってのが非常に重要。
ほんの数秒なんですが、これで形がキマリます。



男性に多い 膨れるサイドを押さえる方法。
ブラシは使いません。難しいから。
右側は右手の平、左側は左手の平、親指が下になるようにして押さえたい部分に当てます。
だけど、押し潰すように当ててはいけません。
毛先が跳ねます。
軽く当てたら、毛先を内に入れるようなイメージで微妙に上方にずらします。
この状態をキープしながら
ドライヤーを当てて暖め、
冷ます。
それから手を離す
手を離すと意外と簡単にボリュームダウンできていることにビックリするでしょう。


次はトップなどにボリュームを出す方法。

片手の指をフォーク状に軽く開き、前方からトップのボリュームを出したい部分に差し込みます。
それから指間に入った髪を指で軽く挟み、上方に引き上げます。
髪が指間から抜け切る手前で固定し、
ドライヤーを当てて暖め、
冷ます。
それから手を離す。

クセ毛風に仕上げたい場合は、髪を握りこんで
ドライヤーを当てて暖め、
冷ます。
それから手を離す。

自分の髪質、スタイルにあった方法を選択してください。

前髪にクセがあり、伸ばしたい場合、
人差し指と中指で前髪を挟み、真っ直ぐに引っ張っておいて
ドライヤーで暖め、
冷ましてから手をはなすとかなり伸びます。


さあ、スタイリング出来たでしょうか?

でも残念なお知らせが・・・・

ここまでやってきたことは一時的なものです。
すぐ崩れちゃいます。

なので、ワックスなどのスタイリング剤を使用しないとこの状態はキープ出来ません。


次はスタイリング剤の使用法を説明します。

特に質問の多いワックスについて・・・


ワックスのコツは
付け過ぎないこと。
足りなかったら後で足せばいい。
付け過ぎるとワックスの重みで、せっかくボリュームを出したのに潰れちゃいます。
ファッション雑誌に良く載っています「揉みこんで」って表現、
あれはどうかな〜って思います。
どうも付け過ぎに陥りやすいような気がします。(あくまでもミディアムショート〜ショートの場合)

私が良く使う方法は、毛先だけに付けるようなイメージで、
ヘアスタイル表面をワックスをよく伸ばした両手の平でサラサラ〜っと撫で付ける。
そうすると毛先どうしがくっ付いて、太い毛束ができあがります。
あとは、ワックスの付いた指で毛先をいじくってイメージに近づけていきます。

あと、お客様によく言われることは、
「すぐヘタっちゃうんだけど・・・」

そうです。
ワックスはヘタります。
それを手直しできるのがワックスの利点でもあります。
(完全に復活させるのなかなか・・・だが・・・)

だけどヘタるのはイヤというアナタ。
そんな時は
ワックスでセットした上からハードスプレーをふりかけちゃいましょう!

皆さん、モミアゲのお手入れは どうされてますか?

実は
モミアゲは、お顔の印象に大きな影響をもたらす大切なパーツです。
特に
NGなのは、短く切り過ぎること。
短いモミアゲは、お顔を大きく見せてしまいます。(今はやはり小顔志向)
ではどれ位が適当か。
カガミでご自分のお顔を見てください。
いちばん横に張っている部分はどこですか?
一般的に、ほほ骨の部分が張っている方が多いのではないでしょうか。
最低限、そこまでは あった方がいいでしょう。
お手入れする時も、指を這わせれば 骨の部分はすぐ分るので、長さの目安がつきやすく
左右の長さが違ってしまうというトラブルも少なくなると思います。


モミアゲをもっと長くされる方。
長さの限度は特にありません。
ヒゲと繋げちゃう方もいらっしゃいますし・・・
あとは好みと生活環境(笑)
その辺のあたり、厳しい会社もありますので・・・・