MEBARU DERBY

 ここでいうメバルダービーとは、本家本元で例年行われているやすや倶楽部メバルダービーのスピンオフ的な存在としてスタートしている。
 例年11月から2月いっぱいまで繰り広げられているロングダービー、回数はゆうに5回を数えている。
釣ったメバルを口閉じ鰭伸ばしでmm単位まで厳密に測定し、写真撮影ののちに投稿されている。レギュレーションは、毎年微妙に変更されているが、基本は複数のメバルの総長寸で競われ、県内の腕自慢のアングラーが集う。また、お祭り気分で騒ぎたい、ダービー終了後の打ち上げ(反省会)が楽しみで参加される方も多い。
 かくいうわたしも、第2回後半戦より参加することになったが、第1回、第2回前半戦の様子をweb上で知ることになり、そのアットホームさ、アングラーの素晴らしさ、レベルの高さに触発されたものだった。
 また、このダービーは参加者からの写真投稿更新が頻繁に行われるため、ハイシーズンには二けたを超える投稿があったりする。その画像をUPし、トップページの順位更新、サブページの画像UPなど、大変な作業が何か月も続くことになり、我々としてはどうしても、管理人に甘えることが多くなっていた。

 そして今年、ひとつの試みとして、例年は開催されていなかった梅雨の時期に1day限りのダービーを催してみてはどうだろう?という声がちらほらと挙がり、お祭り気分で二人の男によって、実験的にダービーを開催することになった。
 参加者は14名、居住地やホームとなるエリアによって、北チーム、南チームに分かれ、1匹長寸、チームとしての総長寸をする、という団体戦を行った。一人の釣果がチームに影響するこのルールは斬新で、プレッシャーもほどよくかかり、参加者には概ね好評だった。また個人戦としても長寸を競い、見事優勝した、つーさんにはトロフィーが贈呈された。
 1dayで制限時間も5時間ほどと非常にタイトな設定であったが、時間や気候という条件が同じの中でのダービーはある意味平等で、逆に言えば結果はそのままシビアなものとしてとらえられることにもなる。現に参加者も一発大物を狙いにいく者、手堅く型をそろえにいく者と様々であった。
 そして、この梅雨メバルダービーで行われた画期的な試みとして、ウェイインされたメバルはすべてリリースされた、ということだろう。参加条件の一つに、バッカン持参、しかもブクブク付きで死魚については減点ポイント、活かしたままウェイインしてください。という条件を付けた。まあ、私ら企画者二人が、Bassトーナメントのような、ライブウェルから魚取り出すようなウェイインしたかった、というのもあるのですが・・・。しかし、当日は見事に死魚はゼロで、釣り上げられたおよそ20尾近くのメバルは体力を十分に回復されたのちリリースされたのであった。
 前回の、やすや倶楽部メバルダービーから早1年、管理人様の事情もあって、今年の開催は見送られることになった。そこで、梅雨に行ったダービーのような形ならなんとか開催できるのではないか、今回はもう少し間口を広げてやってみてはどうか、いろいろな方にアドバイスをいただきながら、なんとか今年も形の残るようなものをやっていこうという想いで、このページを作成している。